クイックスタート¶
Jubatus のインストール¶
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.2 以降 (64-bit) と Ubuntu Server 14.04 LTS / 16.04 LTS / 18.04 LTS (64-bit) を公式にサポートしています。 これらのシステムでは、Jubatus のすべてのコンポーネントをバイナリパッケージでインストールすることができます。
また、その他の Linux 環境 (32-bit を含む) と Mac OS X が試験的にサポートされています。
Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降 (64-bit)¶
以下のコマンドを実行して、Jubatus の Yum リポジトリをシステムに登録します。
// RHEL 6 の場合
$ sudo rpm -Uvh http://download.jubat.us/yum/rhel/6/stable/x86_64/jubatus-release-6-2.el6.x86_64.rpm
// RHEL 7 の場合
$ sudo rpm -Uvh http://download.jubat.us/yum/rhel/7/stable/x86_64/jubatus-release-7-2.el7.x86_64.rpm
最新のバージョンの jubatus
と jubatus-client
のパッケージをインストールします。
$ sudo yum install jubatus jubatus-client
特定のバージョンの jubatus
と jubatus-client
のパッケージをインストールするには、リポジトリで利用可能なバージョン一覧の中から選択してインストールします。
$ yum list jubatus jubatus-client --showduplicates | sort -r
jubatus.x86_64 1.1.0-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.9-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.8-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.7-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.6-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.5-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.4-1.el7 jubatus
jubatus.x86_64 1.0.3-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.1.0-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.9-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.8-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.7-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.6-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.5-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.4-1.el7 jubatus
jubatus-client.x86_64 1.0.3-1.el7 jubatus
利用可能なバージョンをインストールします。以下の場合、 1.0.9
をインストールします。
$ sudo yum install jubatus-1.0.9-1.el7 jubatus-client-1.0.9-1.el7
RHEL 6 では、依存パッケージ (oniguruma
) のインストールに rhel-6-server-optional-rpms
または jubatus-optional
リポジトリを使用します。
上記の手順を実行した際、 oniguruma
パッケージが存在しないエラーが表示された場合は、以下のコマンドのいずれかを実行してください。
// RHEL 6 で、oniguruma パッケージが存在しない場合
$ sudo yum --enablerepo=rhel-6-server-optional-rpms install jubatus jubatus-client
// RHEL 6 で、oniguruma パッケージが存在しない場合 (rhel-6-server-optional-rpms が利用できない場合)
$ sudo yum --enablerepo=jubatus-optional install jubatus jubatus-client
また、必要に応じてプラグインをインストールします。 [1] [2] プラグインを導入することにより、自然言語(日本語)や画像からの特徴抽出が行えるようになります。
$ sudo yum install jubatus-plugin-mecab jubatus-plugin-ux jubatus-plugin-image jubatus-plugin-python
[1] | Jubatus 1.0 以前はすべてのプラグインが jubatus パッケージに同梱されていましたが、Jubatus 1.0 以降は必要なものだけを個別にインストールできるようになりました。 |
[2] | RHEL 6 では、 jubatus-plugin-image パッケージの機能の一部(ORB アルゴリズム) および jubatus-plugin-python パッケージは利用できません。 |
Ubuntu Server (64-bit)¶
以下の行を /etc/apt/sources.list.d/jubatus.list
に記述して、Jubatus の Apt リポジトリをシステムに登録します。
// Ubuntu 12.04 (Precise) の場合 - サポート対象外
deb http://download.jubat.us/apt/ubuntu/precise binary/
// Ubuntu 14.04 (Trusty) の場合
deb http://download.jubat.us/apt/ubuntu/trusty binary/
// Ubuntu 16.04 (Xenial) の場合
deb http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/
// Ubuntu 18.04 (Bionic) の場合
deb [trusted=yes] http://download.jubat.us/apt/ubuntu/bionic/binary /
最新のバージョンの jubatus
のパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install jubatus
特定のバージョンの jubatus
のパッケージをインストールするには、リポジトリで利用可能なバージョン一覧の中から選択してインストールします。
$ apt-cache madison jubatus
jubatus | 1.1.0-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.9-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.8-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.7-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.6-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.5-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.4-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
jubatus | 1.0.3-1 | http://download.jubat.us/apt/ubuntu/xenial binary/ Packages
利用可能なバージョンをインストールします。以下の場合、 1.0.9
をインストールします。
$ sudo apt-get install jubatus=1.0.9-1
現在、パッケージには GPG 署名が行われていません。
以下の警告メッセージが表示された場合は、 y
を入力してください。
Install these packages without verification [y/N]? y
これで、Jubatus が /opt/jubatus
にインストールされました。
Jubatus を使う前に、毎回 profile
スクリプトから環境変数を読み込む必要があります (~/.profile
に追記しておくと便利です)。
$ source /opt/jubatus/profile
csh または tcsh をお使いの場合は、こちらを使用してください。
$ source /opt/jubatus/profile.csh
Docker¶
Docker が利用可能な環境では、Dockerhub で配布されている Docker イメージを利用することができます。
$ docker pull jubatus/jubatus
$ docker run --expose 9199 jubatus/jubatus jubaclassifier -f /opt/jubatus/share/jubatus/example/config/classifier/pa.json
その他の Linux 環境 (32-bit を含む)¶
jubatus-installer を使用するか、 Jubatus をソースからビルドする を参照してソースからビルドしてください。
Mac OS X¶
Homebrew をお使いの場合は、 tap リポジトリ を使用すると簡単にインストールが行えます。
それ以外の場合は、 jubatus-installer を使用するか、 Jubatus をソースからビルドする を参照してソースからビルドしてください。
Jubatus クライアントのインストール¶
Jubatus を使ったクライアントアプリケーションは C++, Python, Ruby または Java で記述することができます。 クライアントアプリケーションから Jubatus を使うには、各言語のクライアントライブラリをインストールする必要があります。 クライアントライブラリは MIT License の下で配布されています。
Basic チュートリアル を試す場合は、Python クライアントだけをインストールすれば十分です。
Jubatus と Jubatus クライアントのバージョンは異なることがあります。これは、Jubatus の API が変更されない場合はクライアント側のアップデートが不要なためです。
C++¶
クライアントは Jubatus フレームワークに含まれている ($PREFIX/include/jubatus/client/*_client.hpp
) ため、インストールは不要です。
コンパイラや開発用のヘッダがインストールされていない場合は、以下の手順でセットアップを行ってください。 RHEL では、以下のコマンドを実行します。
$ sudo yum groupinstall "Development tools" "Additional Development"
Ubuntu では、以下のコマンドを実行します。
$ sudo apt-get install build-essential
Python¶
クライアント (Python 2.6, 2.7 または 3.x が必要) は PyPI で配布されています。
$ sudo pip install jubatus
Python 3.x のみがインストールされた環境では、 pip
の代わりに pip3
を使用する必要があるかもしれません。
pip
コマンドがインストールされていない場合は、以下の手順でインストールしてください。
$ wget http://peak.telecommunity.com/dist/ez_setup.py
$ sudo python ez_setup.py
$ sudo easy_install pip
Ubuntu では pip
のインストールに python-pip
パッケージを利用することもできます。
Java¶
クライアントは Jubatus の Maven リポジトリで配布されています。
以下の記述をあなたのプロジェクトの pom.xml
に追加してください。
<repositories>
<repository>
<id>jubat.us</id>
<name>Jubatus Repository for Maven</name>
<url>http://download.jubat.us/maven</url>
</repository>
</repositories>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>us.jubat</groupId>
<artifactId>jubatus</artifactId>
<version>[1.1,)</version>
</dependency>
</dependencies>
チュートリアル¶
Basic チュートリアル を試してみましょう (Python クライアントが必要です)。
作ってみよう!¶
おめでとうございます! これで、Jubatus を使ってあなた独自のアプリケーションを書く準備ができました。 Jubatus がどのような機能を持っているか知るには、 Client API をチェックしてください。
各言語のスケルトンプロジェクトを使用すると、容易にアプリケーションの開発を始めることができます。
- C++ クライアント開発用スケルトン
- Python クライアント開発用スケルトン
- Ruby クライアント開発用スケルトン
- Java クライアント開発用スケルトン (Eclipse プロジェクトのテンプレート)
jubatus-example リポジトリでは、Jubatus を利用したアプリケーションの実例を見ることができます。